手放した物

長年使えるものは実質タダみたいなもの

パタゴニアが好きで毎日なんらかのパタゴニア製品を身につけているのですが、よく言われる質問がこちらです。

「パタゴニアって高くね?」

パタゴニアが高いという人は、パタゴニアより魅力的で地球にやさしい商品を作って、パタゴニアより安価で売ってみてください。

10年以上着れるのだからほぼタダ

今回はレトロXベストというパタゴニアの製品の中でも、クラシックで定番なシリーズ。

買ったのは確か2013年の冬なので10年前です。

値段は確か2万2千円くらいだったような記憶。

ちなみに2023年現在は、24,200円で売られています。

2万円超えの衣類、確かに高く感じますよね。

買う時も値段で一瞬怯んだような気がします。

しかも2013年ってお金なかった時期だし。

お金ないのに服買ってんじゃないわよ、というツッコミは無視して本題。

10年経って、毛羽立ちや若干の色落ちは見受けられますが、破れなどは一切なく本来の着用方法としては目的をまだまだ果たせます。

わかりやすく2万円で買ったとして10年着たのだから、年間2千円。

一日当たり5.5円です。

これはもうほぼタダと言っても過言ではない。

最近節約系の人たちなどからよく聞く「衣類は安いものを買ってワンシーズンで使い捨て」みたいなセリフに一石を投じたい。

毎年買い換える労力を考えたら、本当にいいものを長く使った方がいい。

約10年着たパタゴニアのレトロXベストを手放した理由

今回は、そんな10年着用したレトロXベストを手放しました。

手放したい理由は、色の好みが変わったから。

10年前はネイビー×レッドの組み合わせが好きで、これもまさにドンピシャな色で購入したのですが、こうやって買った色って後々他の衣類と合わせにくくなってしまうこともあります。

ここ最近は黒いズボンに白いシャツばかり着ているので、暗い色ならネイビーよりブラックにしたいし、赤が悪目立ちしてしまう感じがして手に取る回数が減っていきました。

こうやって感じる違和感って、そのほとんどは本心であることが多くて、そうやって本心が望んでいないものを「高かったから」とか「もったいないから」とか言って使わないくせに家の中に残しておく方がもったいないと思うのです。

だったら心が望まなくなったその時に、まだ着られれものは次の着たい人へパスして行った方が、安物を使い倒して消費を続けるより豊かだと思うのです。

10年経った衣類でも、ちゃんとしたものだから3,500円で売れました。

さっきの計算が、もっとお得になってしまいましたね。

ちなみにこの服の代わりは何も買っていません。

手に取らなくてもよかったってことは、今ある服で十分事足りるからです。

毎日着たいと思える服で、毎日過ごすようにしてから、楽しい毎日がさらに楽しくなってしまいましたので、皆さんもぜひやってみてください。

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