手放した物

約20年愛用したUSA製グレゴリーのダッフルトートXS

今からおよそ20年前。

大学進学をきっかけに、購入したカバンがあります。

おそらくこれまでの人生で一番長く一緒にいたアイテム。

そんなアイテムをこの度、手放すことにしました。

20年愛用したカバンを手放した理由

使用頻度が少なくなってしまったからです。

メインのバッグでなくなっても大切に保管して、時を見て使ってはいたのですが、それでもやはり手に取る頻度は歳月と共に少なくなっていました。

手に取らなくなってしまったカバンを、クローゼットの奥に置き去りにしておくことが悲しくなってきました。

だからと言って、今使っているものを手放してメインにできるわけでもありませんでした。

20年愛用したカバンを手放して感じたこと

感じたことは2つあります。

1.自分のスタイルは変わる

1つ目は、自分のスタイルは変わっていくものであるということです。

ここでいうスタイルとは体型などの見た目ではなく、生き方や暮らし方のことです。

スタイルが変われば好みも、趣向も、似合う物も少なからず変化していくということを感じました。

クローゼットに鎮座する姿を目で見て「いいなあ」と思っていても、いざ外出の時に手に取ると「なんだかなあ」と自分の中に阿藤快が現るのであれば、それは今の自分のスタイルに合っていないもの。

またいつかそのスタイルに合う日が来るかもしれないけど、来ないかもしれない。

多分ですが、後者の方が多いと思うのです。

そしていつかよりも、今を大事にしたい。

2.手放しても後悔はしなかったこと

もう一つは、手放した後の後悔や寂しさがなかったことです。

手放す前は「なくなったら寂しくなるかも」「もう手に入らないものだから後悔するかも」と思っていましたが、いざ手放してみるとそんな気持ちは全く湧いてきませんでした。

物が自分を縛り付けていたのではなく、ただ自分がモノにすがっていただけ。

手放す前から「手放したら後悔するかも」と勝手な憶測で行動をためらい続けなくて良かったと思いました。

まとめ

お気に入りのつもりで置いていたけど、大して頻繁に手に取らなくなっていったカバンがなくなったことで、今のカバンをより大事にしようと思えました。

そして今のカバンも、もしかしたらまた自分のスタイルに合わなくなる日が来るかもしれません。

その時はその時。

その時が来るまでは、今のカバンとのこれからを楽しもうと思います。

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